『くどき上手』と『ばくれん』。
同じ山形県、亀の井酒造の銘柄のお酒です。
どちらもラベルが日本髪を結ったお姉さん。似ています。
果たしてこの二つの銘柄にどんな違いがあるんでしょうか
紹介して参ります。
目次
『くどき上手』『ばくれん』。その違いは辛さ

『くどき上手』『ばくれん』を比較すると
ばくれんは日本酒度が高く+20
極端な超辛口
くどき上手の日本酒度がだいたい+10なのでその違いが明らか
お酒も色々ありますが大部分のお酒は日本酒度0〜+10
+20とは極端ですね。
日本酒度が高いお酒は糖分が少ない
お酒を造る過程で麹によって分解された糖が酵母によってアルコールに分解されます。酵母による分解が進むと糖分少なめのお酒になります。
糖分少なめのお酒が辛口のお酒。スッキリしたドライな味わいになります。
『くどき上手』は『ばくれん』に比べて甘い味がする?

実はそうとも言えなくて・・・
『辛い』というのはお酒に塩や辛子、わさびの味がついているわけではありません。
糖分少なめのお酒。それが辛口のお酒なのです。
飲む人によって感じ方色々。日本酒の味わいは日本酒度だけで決まるのではなく、アルコール度数、酸度、アミノ酸度など他の成分にも影響されます。
『くどき上手』『ばくれん』の違いを比較すると
| くどき上手 | ばくれん | |
| 味わい | フルーティで豊かな吟醸香、上品な甘み | 超辛口でキレとスッキリ味 |
| 日本酒度 | 銘柄により日本酒度が違うが最も辛口で+10 +6から大辛口と言われるのでそれでもかなりの辛口のお酒 | +20がほとんど。辛口の限界に挑戦したお酒 |
| 販売店 | 特約店販売 | 全国限定特約50店のみの限定販売 |
ばくれんは販売店が限られていますので入手困難。目つけたら買う。
でないと手に入りません。
『くどき上手』と『ばくれん』は製造コンセプトが違う

『くどき上手』『ばくれん』はいずれも山形県亀の井酒造が製造するとお酒です。
ラベルが日本髪を結った江戸のお姉さんでとても印象的です。
『くどき上手』はそれでも辛口になりますがフルーティで豊かな吟醸香、繊細な甘みを特徴とし万人受けするお酒
『ばくれん』は辛口の極みを追求した、「キレがある辛口吟醸酒」を開発して行き着いた、辛口のお酒を好む人のためのお酒
まとめ
『くどき上手』『ばくれん』の違いを書いてきました。
その違いは『くどき上手』はフルーティで豊かな吟醸香、繊細な甘みを特徴としたお酒であり、万人向けのお酒
『ばくれん』は辛口なお酒を極限まで追求してできた辛口のお酒を好む人のためのお酒
方向性が違います。
他記事でばくれんの商品ラインナップを紹介しています。よろしければどうぞ。





