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その『美味しんぼ』で数回取り上げられ認知度が広がり人気が不動のものとなったお酒です。
なぜ美味しんぼに取り上げられたのか?
そして、どんな味なのか?
考察していきたいと思います。
※「美味しんぼ」とは
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラによるグルメコミック。週刊漫画『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて1983年20号より連載された食に対するリアリティ溢れる表現が好評となり、テレビドラマ化もされたグルメブームの火付け役を果たしたコミックです。
目次
日本酒『四季桜 花宝 純米大吟醸』とは?
前年収穫した兵庫県産山田錦を50%まで精米し、
米麹と柔らかな軟水の鬼怒川伏流水を仕込水に栃木県酵母を使用して発酵させ「もろみ」と呼ばれるどろどろな液体を搾ったお酒です。
搾り始めでなく、ある程度搾ったのちの中取り部分を瓶詰め(中取り部分が透明で綺麗な酒質となり、落ち着いたまろやかな味わいになるお酒の一番いいところと言われます)し、4月から9月までを5℃に調節された蔵の冷蔵庫で貯蔵され、一層旨みが増す10月中旬ごろに満を持して毎年発売開始されます。
世の中に数多ある名だたる蔵元は「宇都宮酒造」同様設備投資と手間暇をかけることを惜しみません!
酒造りの過程で何かが功を奏し、酒造りの神様が宇都宮酒造に微笑んだのでしょう。
万人が飲んで美味しいと評価されるお酒ができました。
「四季桜 花宝純米大吟醸」の今日までの評判につながっています。
日本酒『四季桜 花宝 純米大吟醸』の味は?
その肝心な味は
◉香り豊か、その吟醸香を感じつつ、口に含むと米の旨みが優しく広がる。
◉仕込水に使用した軟水の鬼怒川伏流水が口に含んだ時の口当たりの柔らかさと
◉さらっと通過する喉ごしの良さ
やや辛口・芳醇タイプのお酒です。
『宇都宮酒造』とはどんな蔵元
『四季桜 花宝 純米大吟醸』を醸造する蔵元、宇都宮酒造株式会社は明治4年(1871年)創業。
「インターナショナルワインチャレンジ」で金賞受賞
全国新酒鑑評会においても6年連続で金賞を受賞
JALの国際線ファーストクラスの機内酒に当蔵元が醸造する「四季桜 万葉聖(大吟醸)」が採用される
など実績を積み上げてきた蔵元です。
日本酒『四季桜 花宝 純米大吟醸』を飲んだ方の口コミ
「四季桜の万葉聖」(JALの国際線ファーストクラスの機内酒に採用されたお酒)とは違った風味でとても美味しい。「超」が付くほどの辛口ではないが「辛口」です。合わせる食事としては「白身魚のお刺身」。香り豊かでふくよかさが口の中に広がります。
しっかり味が感じられるのでスッキリした飲み口のお酒が好きな人にはオススメを躊躇しますが、日本酒が好きな方には受けるお酒です。
「旨い。」という以外の表現方法が見つかりません。華やかな香りに優しい呑み口。華のある日本酒。
美味しんぼ銘柄『花宝 純米大吟醸』のスペック
四季桜 花宝 純米大吟醸酒 限定品
原料米・・・・兵庫・山田錦を100%使用
精米歩合・・・50%
使用酵母・・・明利10号(栃木県酵母)
日本酒度・・・+2.0
酸度・・・・・1.2
アルコール度・・・16.5度
日本酒度と酸度から『花宝』のタイプを探る
「辛いお酒」とは、お酒に塩、ワサビなどがはいっているわけではありません。
「甘味」を感じないお酒。糖分の含有量が少ないお酒。それが辛いお酒。
甘い辛いを数値で表したものが日本酒度。
日本酒に含まれるブドウ糖の量を+-で表しています。
+-は水との比重
数値が+であるほど辛く、−であるほど甘い。
酸度は、日本酒の酸味や旨味を示す数値。
数値が高いほど濃厚辛口、低いほど淡麗甘口
酸度1.4〜1.6を境に、それ以上なら濃厚辛口系、以下なら淡麗甘口系になります。
『花宝』は辛口?甘口?濃厚?淡麗?
日本酒の最終的な味わいは日本酒度と酸度の組み合わせで決まります。
日本酒度と酸度の組み合わせは簡単な図で表され
横軸の日本酒度、縦軸の酸度を組み合わせの位置するところで味わいがわかります。
日本酒度(+2.0)、酸度(1.2)の『花宝』は濃厚寄り淡麗辛口になりそうです。
これは、日本酒度、酸度は日本酒の味わいを知る目安です。味覚は十人十色で万人が同じ味として感じることはないでしょう。
自分の好みのお酒を探すツールにするのが良さそうです。
『美味しんぼ』に掲載されたお酒。試すなら旨味が増した今ですよ。
日本酒『四季桜 花宝 純米大吟醸』まとめ
グルメ漫画「美味しんぼ」に掲載され人気銘柄となった日本酒『四季桜 花宝 純米大吟醸』。
最上級「山田錦」を使用して醸したその味は
◉華やかな香りで、口に含むと米の旨みが優しく広がり、
◉仕込水に使用した鬼怒川の水が口当たりの柔らかさ、喉ごしの良さ
やや辛口・芳醇タイプのお酒は
万人が飲んで『旨い!』と感ずるお酒です。
『美味しんぼ』に掲載されたお酒。試すなら旨味が増した今ですよ。